IMF、資金提供拡大を 途上国の新型コロナ支援=国連事務総長
(VOVWORLD) - 国連のグテレス事務総長は29日、新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けている発展途上国と中所得国の回復支援に向け、IMF=国際通貨基金への資金提供と融資返済猶予の拡大を呼び掛けました。
米フロリダ州で新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を受けるボランティア=AFP/ TTXVN |
グテレス事務総長はオンラインイベントで、IMF加盟国に対し、SDR=特別引出権の新たな配分のほか、既存のSDRの自主的な再配分に合意するよう呼び掛けました。
また、20カ国・地域(G20)による最貧国を対象とした債務返済猶予を延長すると同時に、「支援を必要としている全ての発展途上国と新興国」を返済猶予の対象に含めるよう提唱しました。
その後の記者会見で、全ての国に対し新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発への貢献を拡大するよう呼び掛けました。(ロイター)